めぐみごはん第4回『わらしべ鮎の塩焼き』

投稿日: 2011年07月19日(火)11:32

なんと!
第4回目にしてようやく!
酒から離れました!

『鮎の塩焼き』でございます。
が、

はじまりは何故か雨・・・ではなく、さくらんぼ。
そう、山形のでこさんからいただいたさくらんぼです。
このさくらんぼをおすそ分けしようと、やまちゃんの自宅にお邪魔したところ、いらっしゃったのは女将さん一人。
そして逆に何故か、

パスタをいただきました。
何でも弟さんのなんたら(うろ覚え・・・)が、貿易会社勤務で、包装に汚れがあったりなどのいわゆるB級品を送ってくるのだそう。
ラッキー!

で、次は、やまぴーさんにさくらんぼを届けるべく街へ。
待ち合わせの場所に到着して、さくらんぼをお渡しすると、


またしても何故か、ワインとお蕎麦をいただきました。
おりしもこの直前にお気に入りのパン屋さん『HIRO’S』で、土日限定のバケットを購入しホクホク。
「帰りに白ワインを買って帰ってキンキンに冷やしてバケットかじろうぜい」
などと言っていたばかり。
やまぴーさんは神ですか!?と、プチパニック。
お蕎麦はお取り寄せらしく、美味しそうですよ!

で、お家に到着してしばらくしたら、

なんとやまちゃん参上。
鮎釣りに行っていたそうで、だからご自宅にいなかったのですね。
装備や道具が、長年の経験で削ぎ落とされた結果という感じで、カッコいいです。
夫にはこういうカッコ良さ、感じたことないなぁ・・・。
ま、それはともかくいただいちゃいました。

鮎!
めちゃめちゃ美しいです!
くんくんくん・・・(と鼻を近づける)。
おおお、胡瓜の香りがするって本当なんですね!

テンテカテカテカテンテンテン♪

そしてようやく、クッキングタイム。
いや、本当に美しいですね・・・。
身が黄金色に輝いていますよ!
食べちゃうのは可哀想ですが、胡瓜の香りがする新鮮なうちにいただかなくては!
と、欲望のほうが勝ってしまいました。

というわけで、

容赦なく、しかし身を崩さぬよう優しくギュウゥゥ。
肛門から糞をしごき出します。
こうすると、ワタごといただけます。
ていうか、しないと臭いですよね、多分。

一度やってみたかった踊り串。
・・・が、身がしまっているせいか、なかなか刺さりません。
いや、ホントにこんなに難しいとは!
身がすべるわ表面の細かいうろこが拒否するわ・・・。

で、一尾目はこんなん。
全然踊っていません。
むしろのたうって苦しそう(´;ω;`)ブワッ
これは、cookpadの画像を見つつしたところ、右利きの刺し方だったので手に力が入らず・・・。
ちなみに右利きでは、串を左手に持って、鮎を持つ手がメインということですね。

なので、私は鮎を左手に持ち、鮎から串に向かっていく勢いでズブリ!!

お魚の内臓が苦手な夫にも、串刺しを強要。
「うわわわわ」と言いながら一尾だけしたものの、「ボクは撮る役があるでな!」とさっさと離脱。
ヘタレめ。

なかなか良い感じ。
左のほうに尻尾だけ見えているのは、失敗した二尾でやんす。

で、化粧塩をまぶしてオーブン皿へ載せて、岩塩を!
実は本体にまぶす塩をいつ振ったら良いか悩み、結果この手順になったのですが、後で調べたら正しかったようです。
良かった。
そして何故今回、オーブンで焼こうとしているのかというと。
ガスコンロの魚焼きグリルだと、毎回皮がくっつき、かつ焦げ付くので、辟易していたのです。
そんなとき、「そういえば『やまき』でも、オーブンぽいので焼いていたな・・・」と。

さあ、どうよ!

250℃のオーブンで15分。
なかなか良い感じではありますまいか?
焦げていないし、こんがりとした焼き目が!

焼き上がり。
ヒャッホオオウウゥゥゥゥゥ!
今までで最高の焼き上がりです!
もう、かぶりついちゃう!

・・・おおお、皮がパリッと、身はしっとり。
臭み一切なしで、めちゃめちゃ美味しいです。
これからは、焼き魚は是非、オーブン推奨で!

それからワタがほろ苦くて後を引きまくり!
・・・告白します。
今までの人生の中で食べた鮎たち・・・実は、なるべくワタを避けてきました。
だって箸に当たった部分だけでも口に入れるとクセのある苦味が・・・。
つまり、ワタを美味しいと思ったことがなかったのです。

それが、何ということでしょう!
この鮎のワタは臭みがまったくなく、香ばしさすら感じる苦味!
むしろ積極的に食べたいくらいです。

たぶんこれは、私の腕ではなく、それだけ新鮮ということですね。
やまちゃん、ありがとう!!!

おまけ。
女将さんにいただいたパスタも、立派なめぐみごはんに。
たまたま家にあった明太子とオリーブオイル、レモン、ちょいマヨと合わせて、
『明太子スパゲッティ』の完成。
やまぴーさんからいただいた白ワインとともに。

この日は知り合いの間で、色々な食材がめぐりめぐって、期せずして豊かな食卓。
『わらしべ長者』になった気分でした。

ご馳走様でした!